守浩お兄さん
2007 / 05 / 28 ( Mon )
「良い子」

甘い囁きは突然、守浩の涙を引きずり出した。

どうして?

なぜ?

それは守弘自身が聞きたい。

なぜ涙が出るの?

同性に犯されたから?

年下の従兄弟に抱かれたから?

アナルセックスに感じたから?

「うっ」

どれも違う。

どれも違っているとは分かるのに正解が分からない。

いつも。

いつも、そうだ。

うまく出来ない。

正しい行いが出来ない。

「守浩お兄さん?」

ベッドカバーを掴んだまま引き寄せた腕に、ピアノを弾く長い指が触れる。

「どうしたの?」

四十を過ぎた男が十歳児のような言い方をした。

守浩を埋めていたモノが出ていったのに、空虚さを感じなかったのは長身の従兄弟が体を覆っていたからだ。

「ん?」

体を二つにした貴浩のくるくると巻いたクセ毛が視界の隅に入る。

両腕で顔を覆った守浩の顔を覗き込もうとしている。


ボツになったところです(>_<)
06 : 57 | 途中閑話 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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